冬といえば、やっぱりキムチ!
モンゴルには日本人とは比にならないくらい多くの韓国人が住んでいるので、韓国製品や韓国食材は日本のものよりずっと安価にお手軽に入手することができます。韓国食材を使いこなせれば、ここモンゴルでもグっと豊かな食ライフを実現することができるのです。韓国食材を制する者、モンゴルライフを制す、と言っても過言ではありません。
せっかく韓国人の友達もいることだし、彼らにお願いして本格キムチの作りかたを教えてもらうことにしました。

まず、下ごしらえに必要なのは、白菜と塩。この塩が大切で、その辺のNACLを使ってはいけません。せっかくモンゴルにいるのですから、大自然の恵み
モンゴル岩塩を使いましょう。二つの白菜に対して400gの塩を準備します。

400gのうち300gは水に溶かして塩水を作り、その塩水をこのように4分の1に切った白菜の上からざざざーと注ぎます。残りの100gの塩は白菜と白菜の間や、水から飛び出している部分の白菜にパラパラと降りかけます。この塩漬け状態で6~7時間放置します。途中白菜の上下を入れ替えて全体が塩漬けにされるように注意。

私たちは次の朝まで放置したので、結局12時間以上つけちゃったでしょうか。塩水を捨て、真水で4回ほどすすぎます。この塩水に浸すだけのために岩塩使ったんですねぇ。ちょっと贅沢な使い方ですが、これがキムチのお味のキメテだそうな。

洗い終わった白菜をこのように干して水切りします。これは水が切れればOK。カラカラに乾かす必要はありません。

さあ、いよいよキムチ作りです。キムチのレシピは家庭それぞれだそうですが、韓国の友人たちが前もってインターネットで確認してくれていたレシピで。このボールいっぱいの大根が白菜の中に挟み込む“具”になります。

にんにく10片、しょうが、長ネギの白い部分一本、とうがらし4本、大根5×7cm、なし4分の1個、たまねぎ半分、だし(しいたけと昆布のだし汁)50mlをミキサーですりつぶし、ボールの千切り大根へ合流。

さらにわけぎのような細い青ネギをざく切りにしたもの一掴み、とうがらしの粉400g、さとう大匙1、もち米の粉を溶かした液体400cc(とろみをつけるためだそうな)そして「カナリ」という韓国の魚醤100mlを加え、まぜまぜ。

左が
キムチ作りに欠かせない韓国の魚醤「カナリ」。タイのナンプラーより塩から臭いような…。とうがらしの粉(これは中国産らしい)。

これらを混ぜると“具”が出来上がりです。

白菜の葉一枚一枚の間にこれを詰めていきます。根元のほうに具をたくさんはさみ、端のほうはとうがらしのタレを塗りつける感じ。「ファンデーションを塗る感じで塗ってください」と韓国人からのアドバイス。さすがコスメ王国、たとえがすごい。

4分の1の白菜でこんなボリューム。わーい、おいしそーーーー♪
白菜2株で大きなジップロックぎゅうぎゅう詰めに二つ分くらいキムチが出来上がりました。

さっそく次の日、味見を兼ねて食べてみると…これがおいしいのなんのって!! がつんとした辛味と野菜の甘みとまろやかさ。これがホントの岩塩キムチ。こんなおいしいキムチを自分で作ったなんて~…感激もヒトシオです。にんにく、しょうが、ネギと、風邪対策にこれでもかー!という強力な組み合わせ。さらにカプサイシン効果で体がポカポカしてなんだかパワーがみなぎってきたぞぉ!
こんなの毎日食べてるんだから、韓国人はパワフルなはずです。いや~、でもほんとに手作りキムチ食べたらもうお店で売ってるの食べれません。これからはマイキムチでがんばるぞ~。
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テーマ : 海外食生活
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